僕は捨てられた。


…とりあえずダンボールから出なきゃ。


茶色い紙の壁に爪をひっかけて上ろうとしたが、箱がぐらぐらしてなかなか上れない。




やっと出れたが


僕はボテっと箱の外へ落ちる。


…意外と大きなダンボールだったんだなぁ。

生まれて1ヶ月の僕が悠々と入ってたぐらいだもんな。


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