2月14日
「…もしかして…くれるの?」
さすがに勘付いた太郎は、あたしの顔を覗き込む。
「なななななっ!//…っ。。そうだよ!!悪いか!」
ボフッ
と、太郎の顔面にチョコが入った袋を押しあてた。
「ぶっ!!なんだよっ!」
ちょっとキレぎみに太郎は、掌にのったピンク色の紙袋を見つめた。
「……チョコ?」
見れば分かるはずなのにわざわざあたしに答えを求める太郎。
「そうだよ…見れば分かるじゃん」
あたしがちょっと小声で言うと太郎は、めっちゃ笑顔で…
「マジで!??やったぁ!!」
と、ビックリするほど大きな声で叫んだ。。