ぎざじゅうの先輩。

デートなのですか?




「じゃーねー詠都ぉー!先輩と仲良くね!」

「うんっ!ごめんね今日!」

「いーのいーの!!」






ついに放課後です。


美優ちゃんは私との予定がなくなってすぐに、新しい予定を入れたみたいで、誰よりも早く教室を飛び出して行った。





…先輩の用事はなんなんだろう。



わからないけど約束をしてしまったので、教室の前で待つ私。







「なんで伊勢さんが特進の校舎来てんだ?」

「まじだ。」








「よっ!帰るぞ、如月詠都。」



「あ。はーい。」







なぜかいつもより騒がしく感じる廊下。

渡り廊下を過ぎて玄関へ行くと、色んな人が先輩を見てるような気がした。



< 17 / 39 >

この作品をシェア

pagetop