恋想
「夜空に向かって笑顔を…」



毎晩、毎晩、夜空に向かって、あなたがいるであろう夜空に、

向かって笑ってみせる。
私は元気だよ…って。


あなたはどうですか?と問いてみる。


返事なんてこない。でも私は話し続ける。

問い続ける。あなたであろう星に向かって。


たまにあなたは雲にかくれてしまうね。


かくれんぼをしてるつもりなの?

見つけられる訳ないよ。と言いながらも、
あなたを探してしまう私。


雨の時は?何をしてるの?
私はあなたが流したであろう雫で、

顔をぬらしながら雨雲の奥で輝くあなたを

想って笑っているんだ。


今夜もまた、あなたに笑顔を向ける。


あなたが望んでいなくても、
あなたが見ていなくても...。



< 3 / 3 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

…無題…

総文字数/1,792

詩・短歌・俳句・川柳4ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop