それでもわたしは生きている
「何言うとんよ!好きで同棲したんやろ?アンタがフラフラしとぉから彼女不安やねんって!」

「でももう無理!2年が限界!この間なんかカバンに出刃包丁入っててんで!」

「こっわぁ!じゃぁ別れたらえぇやん!」

「無理無理!殺される!アイツがちょっと落ち着くまで絶対バレへんとこにかくまってもらわな無理!」

「クックッ!オモロイわぁ!ウチでかくまったろか?バレへんやろ?」

「マジ!?」

「そんかわり家賃払ってや!」

「なんぼ?」



当たり前やけど…

冗談やった…



「ユウカ!家出てきたで!かくまってや!今日店終わったら一緒に帰ろな!」

―うそ…―


「うち子供おるけど大丈夫?」

「オレ子供好きやで!姉ちゃんにも子供おって、時々遊ぶし!」



冗談を本気にしたタケを、結局受け入れたのはお金だった。

勿論、4つ年下のくせにユウカって呼び捨てにする生意気なとことか、スラッと伸びた183センチの身長とか、ガハハといつも大きな声で笑ってるとことか、その時の見える憎めない八重歯とか、私好みであることが前提の上のことだけど。



そんなに広い部屋ではないので、布団は隣り合わせで眠る。

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