それでもわたしは生きている
何?なんなん?この涙…
まさか…嬉し涙…?
私…
ナオキのこと…


まだ好きなん?


結局、ナオキの冷たさと優しさ…そのふたつにふたつの感情が入り交じって、なんかよくわからない涙を流しまくった。


でもやっぱり、電話をかけた事は後悔した。

ナオキサイテー



大家さんに家賃を待ってもらっても、2ヶ月分になった家賃を払えるメドなんてない。

とうとう、カードを作ってしまった。


ひとまず家賃…


光熱費…


ご飯…


足りなくなれば、チビチビチビチビ、カードでお金を引き出した。

贅沢なんてしてない。
でもやっぱり収入より支出の方が多い。


今度はカードで借りたお金の返済もしなければならない。


足りない…

カードで借りたお金を返済にあてる。

この繰り返しが、どういう事態を招くのか…

この時の私は

―まだ大丈夫!―

そう思っていた。



夜の店の客で20歳の今風の男の子がいた。

「タケ、いつまでも呑んどってえぇん?家で彼女待っとんやろ?」

「マジ帰りたくないねんけどぉ、やばいねん、あの女!オレ絶対いつか殺されるし!」

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