それでもわたしは生きている

そして、今まで私の言葉を軽く流していたナオキも反撃に出た。

「お前とはもうやっていかれへんのじゃ!!」

「??何言うとん!そんなんナオキに言われたくないわ!」

ナオキはまた出て行こうとした。

私は叫んでしまった。

「産まれるまでもう帰ってこんとって!胎教に悪いわ!」

私の言葉が終わるか終わらないかでナオキはドアを閉めた。

私は興奮していた。

本気で産まれるまでは帰って来なくていいと思った。

その方が怒りで眠れない夜を過ごすこともなくなる。

帰って来ないと分かっている方がどんなにラクか。

産まれるまでは帰って来なくていい…


産まれるまでは…

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