それでもわたしは生きている
私の母から電話が来た。
「アンタら離婚するん?」
「え?なんで?」
何故母がそんなことを…
「ナオキ君から電話があって、『離婚することになりました。お世話になりました』って言うとったで?」
私は適当にごまかして電話を切った。
卑怯者…
私とはろくに話もしないで、周りに報告して離婚話を進めていくつもりなんや。
それからナオキは、いつ家に顔を出すかわからなくなった。
ナオキと話したい。
私の知らないところで勝手に離婚話を進めないで。
あの時、アンタをもう1度信じて結婚した私が悪いん?
ナオキ…
赤ちゃん産まれるよ…
プルル…
プルル…
「はい、もしもし」
「ユウカか?今から行くから」
「あ、うん…」
ナオキからだった。
なんでこんな電話…
ナオキはなんて言って帰って来るんだろう。
ピンポーン
「??ナオキ?」
ガチャ…
「勝手に入ればいいやんか」
「おぅ!悪いかな、と思って」
「………」
夫婦ではない。
ナオキが遠い…