それでもわたしは生きている
「ほな、今度離婚届け持ってくるから」
ナオキは言いたい事だけ言って立ち上がった。
「ちょっと!私離婚するなんか言うてへんで!何勝手な事ばっかり言うとんよ。ホンマは女おるん分かってるねんから!私の友達が2回も目撃してんねんから!」
「みてみろ!やっぱり信じてへんやないか!」
今まで普通に喋ってたナオキだったが、突然大声で怒鳴った。
私も声が大きくなる。
「信じとったわ!信じとったけど、2回も同じ女と手ぇ繋いで歩いてんの見たって言われたらしゃあないやんか!でも、私は別れへん!子供産まれるねんから、別れへんから!」
「そんな奴!オレの子供ちゃうわ!」
そう言って、ナオキはまた出て行った。
『オレの子供ちゃう』
って?
ナオキ…
何言い出すんよ…
アンタの子じゃなかったら誰の子なんよ。