それでもわたしは生きている
ソウタも1歳半になり、自転車の後ろにイスを取り付けて座らせる事にした。
自転車通勤で私も少しはラクになった。
でも、時には『スィー』出来事も起こる。
朝ご飯を一生懸命食べ終えたソウタを自転車に乗せて走り出したある朝。
「ゲボッ!」
「???」
自転車を止めて振返ると…
食べ過ぎた朝ご飯が…
ゲッ!
私の背中にもかかってる。
今来た道を戻るしかない。
朝からスィー匂いの服で出勤できない。
職場に連絡しなきゃ。
「もしもし、おはようございます。あの、子供が…」
「かまへんかまへん!よぉしたり!慌てんでえぇからな!」
本当にいい職場に巡り合えた。
でも、こんなことの繰り返しで、話し相手もいない私はドンドン無口になり、家に帰りたくなくなっていった。
帰宅拒否症のお父さん達の気持ちがわかる気がする。
仕事で疲れて帰る家は、居心地のいいくつろげる場所でなくてはいけない。
仕事帰りの電車の中で
保育園のお迎えに行きたくない…
電車を降りたくない…
このままずっとずっと先まで行って、消えてしまいたい…
と思うようになっていた。
お迎えに行かなければどうなるだろう。