秘宝-戦い-第Ⅰ幕
ヒュウガも詳しくは聞いてこなかった。
俺…
ユカに頼ってばっかりで、
強くない。
ユカに助けられてばっかりで、
助けられてない。
さっきだって…ヒュウガがいなければユカに毒がかかっていただろう?
…どうして俺は、、、
こんなに弱いのだろう?
「わぁ!!」
ユカが声を上げた。
俺はユカの傍に行った。
「アレンッ!見て!!傷口が勝手に塞いでる!!」
ユカの傷口はまだ、紫色だったが塞いでいた。
「この毒はね、とても強い毒なの。この薬で毒が体中に回ることは防げるけど…今はただこの傷口に封じ込めてるだけなのよ…。いつか、体中に毒が回ってしまうわ。その前に完全に傷口を治さないと…」
女が言った。
…いつか、
体中に毒が回る?
嘘だろ…。
有香は傷口を見つめた。
今は痛くもなんともない。
…だけど、いつか爆発しちゃうんだよね?
…その前に、
どうやって治すの??