【短編】Saint Valentine's Day.[続編追加]
「仕方ないから、なんか買って帰ろ?
朝ご飯の食材ぐらい買わないとマズいし。」


「そうだな。
てか、無理に作らんでいいからな。」


「へっ?」


今まで何回も部屋に行って、料理してるのに意味がわかんない。


「だって。
俺、真知さえ食えれば満足だし。」


「り、理人のバカ。」


私は、恥ずかしくて小さい声でしか言えなかった。


つきあいたてじゃないのに。


どうして、こんなに好きなんだろう。


あのころよりももっと好き。


好きの気持ちが大きくなる。


ヤバいよ。


「真知、かわいい。
さっさと帰るぞ。
我慢できない。」


理人は、手を握り歩き始めた。


「理人?」


「俺んちのそばにコンビニあるから、いいよ。
それより、真知との時間のが大事。」


理人の歩くスピードがいつもより速くてついていくのに精一杯。
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