☆私達の関係☆
耳元にムサシの息がかかって、目をギュッと閉じた。
「しぃちゃん、大好き。」
知ってるよぉ。
ねぇムサシ、私・・・期待しちゃうよ?
いいの?
「しぃちゃんは俺以外にチョコなんかあげちゃダメだからね?彼氏以外にはあげちゃダメなんだよ?」
「ムサシは私の彼氏なの?」
「・・・・・・。」
返事はなくて、変わりにムサシの腕から力が抜けて、ストンと私から離れた。
・・・あれ?
「ムサシ?」
振り向くと、眉間にシワを寄せたムサシがフリーズしてる。
「ムサシ?うわっ」
ムサシはそのままの状態で後ろにバタンと倒れた。
「ムサシっ!何っ?どうしたのっ?」
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