バレンタインの奇跡
帰宅してすぐに暖房をつけ、冷えきった部屋を暖める。

軽く夕食をとってシャワーを浴びた。

クローゼットを開けて部屋着を取り出す。

その時、やっぱり目に入ったのは小さな小物入れ。

中には車のキー。



そう、圭吾の。

私はその鍵を握りしめた。

鍵を握ったまま、
私はソファーで寝てしまった。
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