魔王さま100分の2

「それから、このハシゴは3人昇っても大丈夫ですか?倒れたりしませんか?」

「3人で昇るのは初めてだから分からない。倒れたら、その時も助けてくれ」

「助けますけどね、この高さだと少し痛い思いをするかもしれませんよ」

「ん」
「分かった」

魔王さま達は、シルキスを見下ろして同時に笑顔を見せる。

金の髪と黒の髪。
ちっこい背と長身。

金の魔王さまの肌は白で、黒の魔王さまの肌はやや小麦色。

外見で共通しているのは、口の中に見える小さく尖った歯ぐらい。

「こうして見ると、改めてふたりはずいぶん異なる姿ですね」

「こんな小サイズの私が、たくさんいると思っていたのかな?」

黒の魔王さまは、隣の魔王さまの頭をぽんぽんと撫でて言った。

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