魔王さま100分の2
「……はい、そこです。あっ」
翼の内側に手を入れられて、またくすぐったがるヘナ。
魔王さま達は、その反応を気に入って念入りにヘナを磨く。
「ふふふ、ヘナは可愛いな」
「可愛いね」
魔王さまと、魔王さまと、天使。
お風呂タイムの戯れは、まだしばらく続きそう。
人間達のとの約束を守るなら、
今日限りのふれあい。
魔王さま達は、難しいことは外の勇者任せにして、今を楽しむ。
──魔王さまとお風呂2 終わり