魔王さま100分の2
船で話していた麻酔系の技を、必殺パンチの要領で横からぶちこまれたらしい。
「ここに僕と魔王さまを連れてきたのは?」
「あのエルフと天使よ。キーヤとヘナだったかしら」
「だいたい分かった。先に魔王さまの顔を見たいから、迷惑をかけた詫びと礼は後で」
シルキスは、勝手知ったる我が家の足取りで地下への階段に向う。
「待ちなさい。魔王さまの寝室にあんたをひとりで入れさせるわけないでしょう」
シルキスの前にでて先導するアイオネ。
魔王さまを起こす役を引き受けてくれるらしい。
「前に来たときより親切だな」
「シルキスが起きたら、起こしに来いって魔王さまに言われてるのよ」
「どっちの?」
「両方」