Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
『ねぇ…あっちゃん?

覚えてる?

この前、二人で海に行った日を覚えてる?』

あっちゃんからの返事はない。

あこの目の前では卓ちゃんが泣いている。

モニターの音とおばちゃんのすすり泣く小さな声が木霊する。

エリとヒロトはただ、泣きながら、あこの話に耳を傾けていた。

『ね…あの日、あっちゃんはあこにだけ弱音を吐いたよね?

ごめんね…力になれなくて…あこは本当になんにも出来なくてごめんね?

でもね…
あっちゃん…あこはこれから強くなるから。ね?

だってね…

あっちゃん、あっちゃんに報告があるよ?

フフフッ(笑)
聞きたいっ?フフフッ(笑)


あのねっ…実はね?
あことあっちゃんに宝物が出来たんだよっ?

今日からは、あこはお母さん。

あっちゃんはお父さんなんだよっ!!

あのねぇ、あこのお腹の中にはね…あっちゃんとあこの赤ちゃん、居るんだよー!!

嬉しいっ!?

あこ、産んでもいいでしょっ?!…駄目だー!って言われても産むからねっ!?…
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