Snow Drop~天国からの手紙~(下)【実話】
「ムリムリムリっ!!(笑)
もー忘れたしっ!!」

「エリ…お前女のくせに花もまともに植えらんねぇのかよ!(笑)」

「頼むよォ!!
ケン様!仏様!!(笑)
ケンはプロなんだから、こんなのすぐでしょっ!?(笑)」

あこは言い合いをしながらもキキョウを植えつけている二人の元にゆっくりと近付いた。


『ねぇ、プロって?
てか、昨日二人は会ったの?』

ケンの横でお腹を抱えて立っているあこを見上げると、ケンとエリはにっこりと微笑んだ。

「おぉ!昨日エリが俺の店にキキョウの株もらいに来たんだよ!

つーか、俺、あの花屋の社員になったんだ!ほら、アパートの真下の!

つーか、噂には聞いてたけど…あこ、マジだったんだな!
…辛い思いしたんだろ?大丈夫か?」

ケンは心配そうにあこの顔を見た後に、あこのお腹に視線を送っていた。

『えー!ケン、花屋になったの?

あっ、分かった!今配達中??』

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