フルパワー・ラブ!!

 しかしどうやら私は、彼の本質を見抜けていなかったらしい。



 向こうは私の気持ちに気付いて、あのようなことを告げたのだ。



 きっとああ言えば、自分に近寄らなくなるだろうと、思って。





「ふふ……」


 …上等じゃないか。



 そっちがそう来るのであれば、私も受けてたとうじゃないか。



 絶対あいつを、おとしてみせる。



 そして謝らせてやる。



「みてろよ~!たけだしゅん~っ!」



 もうすっかり見えなくなった後ろ姿に向かって、私はそう叫んだ。





続く。
< 16 / 16 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

つれづれ唄

総文字数/231

詩・短歌・俳句・川柳1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
想いを綴る場所

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop