月が泣く。
いざ参らん。

‥‥‥いざ、参らん。


‥‥‥さぁ、月(ユエ)姫。



「‥‥‥行けません!!!!」
あたしは、ガバッと起き上がった。
勢い余って、今まで座っていた椅子が大きな音をたてて転けた。

「温井(ヌクイ)さん、何処に行けないのですか?」
青筋の浮いた古典の先生と、騒音に驚いたクラスメイトの視線。
気付いた時には、既に手遅れだった。

「今日、放課後職員室まで来て下さい。」


あぁ、ホントについていない。
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