恋愛上等!~不良な彼氏~



─ガラッ



「はぁはぁ。ど、どこだ!?」



私は勢いよくドアを開け、教室を隅から隅まで見渡した。



いないッ!


どこに行るんだ?



昼休み、私は奏斗の姿を探している。


今日一度も見てねーし。


今、中庭に行って保健室も見てきたとこ。



行ってもだっれもいなかった。


もしかしたら私と行き違いになり、教室に来たかと思って戻ってきた。



「小夏ちゃん!髪が乱れてるよ!」


息を乱してる私のもとに、由奈が駆け寄ってきた。


背伸びをして私の髪を直してくれている。




…かわいー。


由奈を彼女にしたら最高だろうな。
(妄想中)



……ッんなことより



「奏斗来た?」



「教室には来てないよ?」


由奈は首を横に振って言った。



なんだよ。教室に来てないか。


じゃあ後はどこがある?


律も秋哉もいないから一緒にいると思うんだけど。


私はまた教室を出て、奏斗を探した。



屋上かな?


そう思い、屋上へと向かった。




.
< 188 / 269 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop