夢からなるキミへ

*素直な気持ち*

3日間会社を休んだ僕は、次の日会社に行くなり大量の仕事を任された。

書類を片手に次々と営業に渡り歩き、結局就業時間になってもデスクワークが終わらず、残業となった。

そして僕は何とかこの日の分の仕事を終わらせ、会社を出た。

時計を見ると、もう20時を過ぎていた。

そして僕は、またいつも通りコンビニに寄ってお弁当買い、自宅へと歩いた。

『まーた、そんな物買ってるー』

その声を聞いた僕はふと横を見ると、ミズキが花屋の前でしゃがみ込みこっちを見ていた。

『ミズキさん…今日もバイトしてたんですね』

僕はミズキの傍に歩み寄った。

『ミズキさん、本当にお世話になりました』

『顔色もよくなったし…ケイゴ、元気になって良かったね』

ミズキは立ち上がり僕の顔をじっと見た。

僕はミズキと目があい、少し照れて目をそらした。

『何で目をそらすのよ?』

ミズキは目をそらした僕に気付いた。
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