夢からなるキミへ

*雨に濡れた心*

僕とミズキが同棲し始めて2ヶ月足らずが過ぎた。

いつの間にか季節は、もうすっかり冬へと移り変わっていた。

僕はこの日、いつも通りミズキが作ってくれた朝食を食べ、いつも通りミズキに見送って貰い会社へと向かった。

ミズキも僕が部屋を出て間もない頃にバイトへと向かった。

ミズキと付き合い始めてから、仕事も順調で、上司からは重要な仕事を任されたりもした。

僕はこの日も営業に周り、順調に仕事をこなして行った。

そして僕は仕事を終え、ミズキの待つ部屋へと真っ直ぐ帰った。

『ただいま』

僕は靴を脱ぎ部屋に上がった。

『ケイゴ、お帰りなさい』

ミズキはいつものように笑顔で僕を迎えてくれた。

そして僕はミズキが作ってくれた夕食を二人で食べた。

『ごちそうさま』

ミズキのその言葉に僕はふとミズキの方を見ると、ミズキはあまり食べていなかった。

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