夢からなるキミへ
『ミズキさん、昨日も一昨日も…ここ最近あんまり食が進んでないけど、どうかしたんですか?』

僕は少しミズキが心配だった。

『何だか最近食欲ないのよね…もしかしてケイゴといるだけで胸がいっぱいだからかもね』

ミズキは僕の心配をよそに笑って言った。

だけど僕は不安でいっぱいだった。

それから何日かが過ぎる頃、ミズキは体調をくずしてしまった。

大丈夫というミズキの言葉を僕は聞き流し、無理矢理にも僕はミズキを病院に連れて言った。

そしてミズキは医者に勧められ検査を受け、僕たちは検査結果を待ち合い室で待っていた。

『ケイゴちょっとトイレ行ってくるね』

ミズキがそう言って立ち去るなり、看護士さんが僕だけを診察室へと招き入れた。

僕は、僕だけ呼ばれた事でよりいっそう不安だった。

診察室に入った僕は椅子に座り、不安いっぱいのまま医者にミズキの病状を尋ねた。
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