六花の騎士
「お帰り」
講義室へ行くとユリアがメノリに向かって手をふる
咄嗟に、ただいま、とどぎまぎしながら返事をすればユリアはやや切れ長の瞳を細めて笑う
隣に座りやすいように手招きしてくれる
内心ドキドキしながらメノリはユリアの隣に座る
「急だったのに疲れてない?」
「だ、大丈夫です!それに、あたし勉強遅れてますから」
そう言えば、悪戯っぽくユリアは笑う
「敬語、いらない。14才だよね?なら同い年だから普通に話そう」
「!……うん!」
メノリは嬉しくて顔をほころばせる
周りは殆んど大人ばかりで同い年の人などいなかった
そのまま二人が他愛のない事をしゃべり始める
その姿を彼女達と伴にいる騎士は微笑ましくみまもっていた