泡姫物語
16章 本音
あれから特にメールをするでもなく、食事の誘いがたった数日で来るわけも無く、あっという間にまた土曜日が来た。

あの日の盛り上がり具合の割には翌日以降の素っ気無さはなんだか3歩進んで2歩下がる気分になった。

でも、今までの私とは違う。
下がったならその倍進めばいい。
今日もダブルで予約が入ってるから、藤田さんにひとりの女の子として見てもらえるように頑張るんだから。

今日も気合を入れてメイクをばっちり完璧にして臨戦態勢で藤田さんをお迎えする。

「いらっしゃいませ。ご案内します」

ふたりで螺旋階段を上った。
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