チョコレートとキミ
通話ボタンを押すと
「瑠雨?」
私が“もしもし”と言葉を発する前に
焦ったような声が受話器に響いた…
心から落ちつける声
大好きな人の大好きな声
『もしもし春輝?…どうしたの?電話なんて…』
必死に冷静に問いかける…
「瑠雨…勘違いしてるよ。いや…俺のせいなんだけど…。」
なんだか理解しがたい春輝の言葉…
完全にテンパってるね…
そんな春輝が可愛くておかしくて
携帯を耳に当てながら自然と私の頬は緩んでいて
絶対にしまりないくらいにやけてるんだって思った…
一人パニクってる春輝を落ちつかせようと
『春輝…ゆっくりでいいよ?今の春輝完全にテンパってるから…ちゃんと私が理解できるように話してね?』
と冷静に言った