チョコレートとキミ

気づけば私は春輝に電話を掛けていた…

「もしもし?」

何時間かぶりの大好きな春輝の電話ごしの声

『春輝…』

「どうした?」

心配そうな春輝の声

どんな顔をしているのかだいたい分かる…

『あのね…』

「うん?」

『あの…』

勢いで掛けたものの肝心な時に何にも言えない

『やっぱしいいや!!ごめん!!』

そう言って電話を切ろうとした瞬間

「瑠雨」

いつになく真剣な春輝の声が聞こえた…

『へっ!?』

そんな春輝に間の抜けた声を出す私…

「瑠雨…聞いて欲しいことがある…もうはぐらかさないから。」

『うん?』

何やら訳わかんない私相づちだけ打った…

「実は…チョコのことなんだけど…アレ…実は俺が仕組んだんだ。」

『えっ?仕組んだ?どういうこと?』

「だから…前もってあの女の子に瑠雨の前でチョコを渡してもらうように頼んだんだよ。俺が…」

『なんで?』

「瑠雨の反応が見たくて…」

さっきよりも小さめな声で言った…

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