『鏡の中のマリア』
麻莉乃が死んだ後も、
壊れていく私を彼は、
ただずっと見守ってくれてた。

私の冷たい態度にも
ずっと我慢して、

側にいてくれた。



私は麻莉亜として
抱かれてる今でも・・・

感じなかった。



智哉を見つめながら
涙が溢れる。

そんな私を見て

「大丈夫?
麻莉亜、どうしたの?」
って言ってくれる彼を、

どうして
私が手離せるだろう・・・。


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