『鏡の中のマリア』
また座りなおす。

「お前でないの?」

『でるわけないじゃん。
 私病弱だから!』


その20分後にまさか
試合にでることになろうとは・・・

ハーフタイムがあけ、
後半の試合が始まった。

すぐにそれは起きた。

「藤井さん試合にでて!」
とクラスの女子に声をかけられた。

『ハッ?!無理!!』
(何言ってんの???)


「歩ちゃんが足ひねっちゃって
医務室にいって多分すぐもどって
くるから!その間だけ。」

(あぁ~、あのバスケ部のぉ・・・)

『他の人に頼んで。』

「うち女子少ないからギリギリなの。
他の人に頼んだら失格になっちゃう!
お願い!!」

(Aチーム・・・
 何でそんなに真剣なんだか・・・)

『私バスケできないから』

「立ってるだけでいいの。
 パス出さないし!」

(すごい扱いだな)



。。。。

周りの目線があまりにも痛く
でることになった。



視線を後ろに向けると
暁生がニヤニヤ笑っている。

(ムカつく・・・。)

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