『鏡の中のマリア』
『彼女だから何?
あいつとしゃべるのに
あんたの許可がいるわけ?

だいたいあんた
彼女だったら、
もっと堂々と構えてなさいよ!

私はあんたからあいつを
とるつもりなんてないから・・・

SEXはするけどねっ。

あっごめん、
それも許可いるんだっけ?
あいつはそんなこと
言ってなかったけど。』

(あぁ――!!やっちゃったぁ・・・。)

ハッと彼女を見ると、
ポロポロ泣き始めていた。

(また、女の敵増やしちゃったよ。
まぁ、いいか、
明日から夏休みだし・・・。)


< 79 / 204 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop