迷子のコイ
「・・・・・待って下さい!!」
あたしは
カケルのお母さんにしがみついた。
「・・・離しなさい!」
それでもあたしは、
彼女の手を離さない。
「・・・お願いです!
お願いですから
会わせて下さい!!
1度だけでいいですから!
あたし、なんでもしますから!
お願いです!」
しつこく食い下がるあたしの手を
彼女はふりほどいた。
「・・・いいかげんになさい・・・!」
怒りでなのか、
悲しみでなのか、
あたしにはわからない。
けれど声は、激しく震えていた。
「あなた、あの子に
何をしたかわからないの?」
カケルによく似たその目が、
あたしを責めた。
「・・・あの子はね、
もうサッカーができないのよ!」
「・・・・え・・・」
「プロになるはずだったあの子の夢を・・・
私の夢を・・・あなた、壊したのよ!
それであなた、あの子に会う気なの!
『なんでもする』というのなら、
あの子の体を返しなさい!
でなければ、二度と顔を見せないで!」
――――― カケルによく似た目が、あたしを責める。
あたしは
カケルのお母さんにしがみついた。
「・・・離しなさい!」
それでもあたしは、
彼女の手を離さない。
「・・・お願いです!
お願いですから
会わせて下さい!!
1度だけでいいですから!
あたし、なんでもしますから!
お願いです!」
しつこく食い下がるあたしの手を
彼女はふりほどいた。
「・・・いいかげんになさい・・・!」
怒りでなのか、
悲しみでなのか、
あたしにはわからない。
けれど声は、激しく震えていた。
「あなた、あの子に
何をしたかわからないの?」
カケルによく似たその目が、
あたしを責めた。
「・・・あの子はね、
もうサッカーができないのよ!」
「・・・・え・・・」
「プロになるはずだったあの子の夢を・・・
私の夢を・・・あなた、壊したのよ!
それであなた、あの子に会う気なの!
『なんでもする』というのなら、
あの子の体を返しなさい!
でなければ、二度と顔を見せないで!」
――――― カケルによく似た目が、あたしを責める。