迷子のコイ
「あの・・・」
「はい? なんですか?」
「あの・・・
『みはね』さんて人の病室が
知りたいんですけど。
苗字はわからないんですけど。
最近、階段から落ちて入院した・・・」
「ああ! 関口さんね!」
外科病棟の
ナースステーション。
素朴な感じの看護士さんは
すぐに美羽《みはね》さんのことが
わかったみたいだった。
「307号室ですよ」
「ありがとうございます」
あたしはその看護士さんに
お礼を言って
彼女の入院する
病室へと向かった。
「307・・・」
廊下の両脇にある病室の番号を
1室1室たしかめながら歩く。
「305・・306・・307・・
・・・ここだ・・・」
その病室のドアは
全部あいていた。
4人部屋・・・らしかった。
患者さんだろう。
病室の中をのぞくと
それぞれのベッドは
カーテンで仕切られ
その中までは見えない。
けれどそのカーテンの
ところどころからは
楽しそうに話す声が聞こえた。
あたしは307号室のドアのまえ
躊躇して
立ち止まった。
( どうしよう・・・ )
「はい? なんですか?」
「あの・・・
『みはね』さんて人の病室が
知りたいんですけど。
苗字はわからないんですけど。
最近、階段から落ちて入院した・・・」
「ああ! 関口さんね!」
外科病棟の
ナースステーション。
素朴な感じの看護士さんは
すぐに美羽《みはね》さんのことが
わかったみたいだった。
「307号室ですよ」
「ありがとうございます」
あたしはその看護士さんに
お礼を言って
彼女の入院する
病室へと向かった。
「307・・・」
廊下の両脇にある病室の番号を
1室1室たしかめながら歩く。
「305・・306・・307・・
・・・ここだ・・・」
その病室のドアは
全部あいていた。
4人部屋・・・らしかった。
患者さんだろう。
病室の中をのぞくと
それぞれのベッドは
カーテンで仕切られ
その中までは見えない。
けれどそのカーテンの
ところどころからは
楽しそうに話す声が聞こえた。
あたしは307号室のドアのまえ
躊躇して
立ち止まった。
( どうしよう・・・ )