彼のとなり、彼女のとなり
NO.8 『東京』
定食屋を後にした私達は、どこへ行くわけでもなく歩いた。

行きたい所はあったはずなのに、ただこうしてるだけで心は満たされていた。

それは、

隣に健吾がいるから…?


歩きながら いろいろなお店を見たり、

クレープを食べたり、

健吾は呆れてたけど、

それから私は東京限定のソフトクリームも食べた。

他愛のない話しもした。

学校のこと、親友のこと。

気付けば、私は笑顔ばかりになってた。
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