虹の背中

キーンコーンカーンコーン。

やぁっとつまらない授業が終わった。

「ゆき今日寝なかったね(笑)」

「うん。今日は考え事しててさ」

「なんか悩み事？」

「ううん。ちがくて。
昨日祐一さんが言ってたんだけど、
うちのサークルの合宿
楽しいんだって！
カップル成立率高いらしいよ。」

「そうなの〜？
じゃあゆきは、祐一さんと
そうなりたいって
考えてたんだ？」

「ちがうよっ！
祐一さんは本当関係ないから〜。
早く学食いこっ！！」

と私はまみの腕をひっぱって
学食へと向かった。