鬼畜王子の飼育方法
「……」
蛇に睨まれた蛙とは、まさにこうゆうことだと思う。
どうしてアンタがここ(教室)にいるの?
もはや改めてそれを口にする勇気さえ無い。
学校一の王子様が、1年の教室に乗り込んできた。
それだけでも大事件なのに、あろうことかアイツは名指しで私を睨んでいる。
いつの間にか廊下は他のクラスの野次馬でいっぱいになっていて、それでも志季は動じることなくただ一点…私だけを捕らえていた。
そして。
「──テメェ、昨日はよくも逃げやがったなぁ…」
静かに口を開いたと思ったら、机をかきわけるようにヅカヅカと歩いてくる。
え?
ちょっ──…
なに?なんで?
嫌だ、怖い…!
誰か────……
───ガチッ。