口語散文詩。

チャイム。
あーあ、なっちゃったよ。
残念。
三階に差し掛かった所で、ゲームオーバー。


「俺、何してんだろ…。」


立ち止まってしまったのも、
ボクが遅刻したのも、
君が間に合ったのも、


(全部全部、あの女子のせいだ。)


《遅刻したボク、間に合った君》
(あとマイナス1歩で振り返らなければ)
(君を好きになんて、ならなかったのに)
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