砂嵐のいたずら〜バレンタイン特別編〜
『どうやら爆弾ではなさそうね…』
そう言いながらも箱とにらめっこするマナの天然ぶりに笑いをこらえた。
パカッ!
『わぁ、素敵なピアス…』
意を決して蓋を開けたマナの表情がぱぁっと明るくなった。
「気に入ってもらえましたか?お姫様…」
マナは大きく頷くと、
『私の誕生石がルビーだって、覚えていてくれたんだ。嬉しい!
でも、こんな大粒のルビー…高かったんじゃないの?』
フッ…
やっぱり思った通りのことを言った。
「いや、これは旅先でマナのことを守ってくれるお守りだと思えば安いものさ。
知ってるか?昔からルビーは身につけていると、魔よけになるって…」