Lemon Drop
私は家への道のりずっと考えていた。


本当に私、どうするんだろうなぁ〜。

会えるかわからないのにあの約束信じてるなんて・・・

普通可笑しいよね・・・。


名前だって忘れちゃったのに・・・。

顔だって怪しいのに・・・。


でも、私はあの約束は本物で


いつか私とまた巡り逢えるって信じてる。


根拠はないけど私にはそう思えるんだもん・・・


ううん、
思いたいだけかも・・・。


『はぁ〜』


私は思わず大きなため息をついた。



『考えてもしょうがないか・・・』


私が笑顔で毎日を送れるようになったのは

あの少年のおかげなんだ。

だからやっぱりお礼を言いたいな。


『会いたいなぁ〜・・・』
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