Lemon Drop
遼ちゃんいはく、私に彼氏が出来るまでらしい。


彼氏ねぇ〜・・・



2階の自分の部屋に行き、窓を開けると


やっぱりそこには遼ちゃんがいた。



「今日は遅いじゃん?どしたの?」



遼ちゃんが怪訝そうに聞いてきた。



『ちょっと眠っちゃって遅くなっちゃったんだぁ〜』


『遼ちゃんこそ今日は早いね〜』



私がそこまで言ったら遼ちゃんが少し吹き出した。



「ぷ、七香やっぱどこでも眠れるんだなぁ!」


う〜、なんか恥ずかしい・・・
だって眠いんだもん〜!



「そうそう、なんか今日だけ授業早く終わってさ」


「だから早く帰れたんだ。」


私はふと疑問に思ったコトを聞いた。



『何で〜?私たち授業いつも通りだったよ〜?
遼ちゃんズルイ〜』



あれ?
遼ちゃんも呆れてる・・・?



「七香さぁ、俺が七香より年上で
2年ってことマジで忘れてるだろ?」


ああ!
そういえばそうだった気がする〜



『遼ちゃんってさ先輩な感じがしないからさ〜』



「オイ!」

遼ちゃんに思いっ切りツッコマれた。
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