何度でもなんどでも
壱・桜のはじまり


ハァハァ…


目を開けると手にはぐっちょりと汗をかいてる。


手だけじゃなくて体全身にも。



小さい頃から時々見る夢だ。


始まる場面はその時によって違うんだけど、終わりはいつも同じ。


まだ小さい時は怖くて怖くてよくお母さんと一緒に寝てもらったっけ。
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