【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
早苗は、私と同じで、中学の時にクラスメイトからいじめにあっていた。


そんな早苗は、私とどこか似ていた。


同じ痛みがわかることで、早苗と私は、すぐに意気投合して仲良くなった。


それから、毎日のように一緒に登校して私の部活のない時は、下校もしていた。

そして、下校の時によるドラッグストアが、私と早苗のちょっとした寄り道だった。


何を買うわけでもなく、
意味もなくドラッグストアによっては、
化粧品を見ては、
たわいもない話をしていた。


でも、そんなわずかな時間でも、
私にとっては、何倍も楽しかった。


友達と話ができること友達と一緒に帰れること、

そんな当たり前のことが、何よりも嬉しかった。
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