【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
それから私は、川上以外にも芸能関係の仕事をしている複数の男性の愛人になった。


男性との間には、
恋愛感情などなく、

私にとって、男性は、愛する人ではなく
よく言えば、足ながおじさんのような存在だった。


金銭的な援助をしてくれる人。

夢のために力をかしてくれる人。


あの時は、どんなことをしてでも芸能界に入って女優になりたかった。


そして、いつかできるデビューを夢見てた…


でも、現実は、
そんなに甘くなかった。


何度、体を重ねても性欲をみたすだけだった。


ずっと、信じていた…

でも、結局、私は、ただの愛人どまりだった。

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