【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
耳をふさぎ顔をあげることができなかった。


クラス全員が敵に見えた。


「未央は、由紀の友達だよ!そう言ってたのに…」


「由紀、どうして?どうしてなの…」


「未央といると由紀恥ずかしいんだよね!」


それが、由紀からの最後の言葉だった。


「友達だと思っていた…
ただ、友達がほしかっただけなのに…」


「友達…友達って何…」


「もう誰も何も信じない」
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