【実話】ただ、普通の幸せがほしかった
そして、周りで見ていた子達は由紀をかばい始めた。


「ねぇ、知ってる?由紀ちゃん、毎日
つきまとまわれていたんだって!」


「うそー由紀ちゃんかわいそう」


「ぼっとんと友達なんてなりたくねぇーよな」


「由紀ちゃん、今日から私達と帰らない?」


「まちぶせされたら嫌だもんね」


「怖いー!!(笑)」

「もう聞きたくない聞きたくないよ…」

あちこちから聞こえてくる笑い声…。


鋭く私を睨みつける強い視線。
< 68 / 216 >

この作品をシェア

pagetop