あたしのヒーロー


いつもの帰り道。


当然、隣には知里の笑顔。



…ヤバイ。


なんか俺、顔ニヤけてねぇか?


俺の耳にはもうイヤホンのコードはなく(笑)


もうそんな必要ないし。


そんな側から何にもない所でつまづく知里。


「ひゃっ………!」


「あっぶね……セーフ…」


コケる前になんとかキャッチ。


「お前な……」


「ゔ……」






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