妹なんていらない
「あらあら、久しぶりに会ったらはしゃいじゃって…

二人は本当に仲が良いわねぇ」



「マ、ママ!!
今までの会話聞いてた!?」




割り切れ。


この人はそういう人だろう。


お前の母親なのにそういう人なんだよ。




「そうですね、私たちはとっても仲がいいです」



「何でそうなるのよー!!?」




珍しく美波がてんやわんやな光景を見ながら、俺はのんびりと茶をすすった。



ふいに雨宮と目が合った。



すると、教室のときと同じく意味深な笑みを浮かべながら立ち上がった。



そして、俺の隣までゆっくり歩く。




「ね、私の部屋まで案内して」
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