妹なんていらない
「ねぇねぇ?

なあんでそんなに不機嫌なの?」



「別に機嫌が悪いわけじゃ…」



「あ、もしかして…同い年の女の子と同居ってシチュエーションに混乱してるのかなぁ?」



「……………」



「そっかそっか。

そりゃたしかに緊張するよねぇ」




雨宮は楽しそうにクスクス笑った。



俺は、その笑い声を聞きながら黙々と作業を続けた。




「あ、その箱は私がやるから、高橋くんは窓際に置いてある箱をお願い」



「ああ、わかっ…ぶっ!?」




雨宮に指定されて開けたダンボール箱。



その中には何故か真っ先に白い下着があった。



恨めしそうに雨宮を見ると、これまた楽しそうに笑っていやがった。




「やだぁ!
高橋くんのえっちぃ♪」



「あ、あのな………」




俺は悟った。


こいつ、性格悪い。
< 129 / 317 >

この作品をシェア

pagetop