妹なんていらない
テラスの上にある封筒。
何となくこいつが何をしようとしているのかわかった。
「………とってやろうか?」
「………ほっといて」
「あのな………
梯子の上でつま先立ちしてるようなやつを黙って見てられるか」
「………あんたには関係ない」
くそ、このやろう。
人の好意を。
これから先、一回あるかないかの妹への優しさを。
あっさり踏みにじるとはなんてやつだ。
とりあえず、心の中で、二度と優しくしないことを誓うとしよう。
何となくこいつが何をしようとしているのかわかった。
「………とってやろうか?」
「………ほっといて」
「あのな………
梯子の上でつま先立ちしてるようなやつを黙って見てられるか」
「………あんたには関係ない」
くそ、このやろう。
人の好意を。
これから先、一回あるかないかの妹への優しさを。
あっさり踏みにじるとはなんてやつだ。
とりあえず、心の中で、二度と優しくしないことを誓うとしよう。